ヒストリア(歴史のネタ)

まさかまさか自分がblogを始めるとは・・・(苦笑)。 授業に使えそうな「歴史のネタ」を中心に書いていこうと思います。

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ルターと反ユダヤ主義.

964年秋ニュルンベルク軍事法廷では元ナチスのフラケン地方長官であったユリウス・シュライヒャーに対する尋問が行われていた。彼は、ヨーロッパユダヤ人大量虐殺の組織的な宣伝、準備をしたかどで上級戦犯として、その責任を問われていたのである。
シュライヒャーは軍事法廷の審問に対し、次のように答えた。
「もしマルティン=ルター博士が生きていたなら、必ずや本日、私の代わりにこの被告席に座っていたでしょう」と。

ルターと反ユダヤ主義
ルターはユダヤ人をキリスト教へと改宗させることを試み、失敗した人物である。
「イエスキリストはユダヤ人生まれであった」と題する論文の中でルターはユダヤ人を主キリストと同族血統である」
と述べ、従来のユダヤ人差別を批判した。そしてユダヤ人にまずメシアであるイエスに敬意を表明し、それから徐々にキリストを神の子として認めるように勧めた。
しかしルターによるこのユダヤ人懐柔及び改宗作戦は功を奏しなかったのである。
失望したルターは後年ユダヤ人に対する態度を一変し、彼らに対する憎悪をむき出しに
して、激しいユダヤ人攻撃を行った。
そうして成立したのがルターの著「ユダヤ人と彼らの虚偽について」である。
ルターはこの本の中でドイツ諸侯に対し、反ユダヤ的な7つの提案をしている。
1.ユダヤ人のシナゴーグ(教会)や学校を完全かつ永久に破壊すべきこと。
2.ユダヤ人の家を打ち壊し、ジプシーのように彼らを一つのバラックか馬小屋のような
ところへ集め、一緒にすまわせるべきこと。
3彼らから全ての書物や律法書等をとりあげるべきこと。
4.ユダヤ教の祭司、ラビの活動を禁止すべきこと。
5.ユダヤ人の護送や安全な交通に関する保護を取り消すべきこと。
6.ユダヤ人に対し高利貸しを禁じ、彼らの全ての金、銀、財貨を奪い、別に保管すべきこと。
7、若いユダヤ人男女には斧やシャベル、押し車などを与え、額に汗して日々の糧を稼がせること。

ルタによるこれらの発言、すなわちシナゴーグの破壊や放火、ユダヤ人の住居や財産の没収、集団強制居住、人権の剥奪、強制労働等、ナチ政権が実行した反ユダヤ人政策の大方が伺えるのである。

 以上「ユダヤ人とドイツ」大澤武男(講談社現代新書)より抜粋
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