ヒストリア(歴史のネタ)

まさかまさか自分がblogを始めるとは・・・(苦笑)。 授業に使えそうな「歴史のネタ」を中心に書いていこうと思います。

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ソクラテスが死刑に処された真相とは?.txt

ソクラテスが告発された理由は「国家の認める神々を認めず、新しい鬼神(ダイモーン)の祭りを導入し、かつ青年に害悪を及ぼす」ということだった。しかし、これが本当に大思想家が死刑に処される罪だろうか。
当時、アテネはスパルタとの戦い(ペロポネソス戦争)の最中だった。
そしてこの戦いの敗れた主因を作った政治家アルキビアデスはソクラテスの弟子だったのである。
①ペロポネソス戦争の敗戦
ソクラテスの弟子アルキビアデスは、アテネの将軍として敵国スパルタへの戦争
(シチリア遠征)を指導して失敗してしまう。アテネに帰国すると敗戦の責任を問われると考えたアルキビアデスは、そのままスパルタに逃げ込み敵国スパルタにアテネを攻略する秘策を与える。その結果、アテネは包囲されて大苦戦、疫病にもみまわれて敗れてしまう。
 シチリア遠征の失敗以後、小アジアのポリスがアテネから離反し、スパルタと結んだため、以後小アジアをめぐって攻防戦が続いたが、スパルタはペルシアと同盟を結んで海上で死闘を繰り返し、前405年の最後の海戦に敗れたアテネは海上から封鎖され、食料も尽き、翌年の前404年にアテネはついに降伏し、ギリシア全土に惨禍をもたらしたペロポネソス戦争はスパルタの勝利で終わった。
②敗戦の責任
ソクラテスは、ペロポネソス戦争でアテネを裏切った弟子アルキビアデスを教育した責任を問われたのである。
戦いに敗れたアテネはスパルタの占領下に入った。。その占領軍の武力を背景に、アテネの反民主派が占領軍の武力を背景に戦争の責任追及を始めたのである。反民主派で責任追及の中心になったのはソクラテスの弟子たちであった。彼らは、敗戦の責任はアルキビアデスにあるのではなく民主派にあるとして、民主派を捕えて次々と処刑をするという恐怖政治を始めたのである。それに対し、民主派が隣国に逃れて抗戦した。この内乱「三十人政権の乱」では、ペロポネソス戦争とほぼ同数の市民が亡くなった。結局スパルタの調停で和解するが、和解の条件はアテネが民主政体にもどること、両派とも過去の責任を一切追及し合わないということであった。
ソクラテスに対する告発が行われたのはこの頃である。ソクラテスはペロポネソス戦争敗戦の責任者アルキビアデス、そしてその後の恐怖政治の指導者たちを教育した責任を問われた。しかし、過去の責任を追及し合わないという申し合わせがあったので、告発理由が「国家の認める神々を認めず、新しい鬼神(ダイモーン)の祭りを導入し、かつ青年に害悪を及ぼす」という曖昧なものになったのである。そして、ソクラテスは死刑判決を受けたのである。
③ソクラテスの死刑
「もう終わりにしよう。時刻だ。もう行かなければならない。
私はこれから死ぬために、諸君はこれから生きるために…」
紀元前399年、ソクラテスは死刑判決を受けた法廷で最後にこう
述べた。彼はその1か月後に死刑になる。その間、逃亡できるチャンスもあったが「悪法も法なり」といって逃亡しなかった。そして、友人たちと最後の対話を交わした後、日没の頃に自ら毒人参の杯を一気に飲んで死刑に服した。
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はじめまして

元バックパッカーをされていたんですね!。普通の海外旅行には行くのですが、そういう旅行には憧れたりします。

ところでソクラテスといえば大学の哲学の授業で少し習ったのですが、「無知の知」というのがすごく勉強になりました。人間はすべてを知りえないから、無知であることを知ることが大事だということかと思いますが、真理をついているなと思います。これを知ってからは、どこかにこの言葉は残っていて向上心の源になっている気がします。

  • 2007年09月15日土
  • URL
  • ロマーヌス #mQop/nM.
  • 編集

コメント有り難うございます

ロマーヌスさん。コメント有り難うございます。古代ローマのブログ拝見しました。
大学で西洋史学を専攻されたんですね。凄い。
私は、法学部出身で、歴史を専門的に勉強していないので、今苦労してます(苦笑)。
これからもよろしくお願いします。

  • 2007年09月17日月
  • URL
  • 半兵衛 #-
  • 編集

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